虫歯
あなたはむし歯体質?
20歳までに多くの歯を削ったり、神経を抜く処置をされている方は比較的むし歯体質と言ってもよいでしょう。
むし歯体質の方はむし歯菌が非常に増えやすいか、もともと歯質が弱いか、生活習慣に問題があります。
むし歯のメカニズムとは
むし歯は細菌が糖質をもとに作り出す酸が歯を溶かすことで生じます。
人の唾液は酸を中性に近づけてむし歯になりにくい状態にしてくれるので唾液の分泌量が少ない人はむし歯になりやすくなります。
C0と呼ばれる初期むし歯程度でしたら再石灰化等で自然回復するケースもありますが、大きく脱灰されてしまうとむし歯治療が必要になります。
むし歯になりやすい部位は?
ただ、歯磨きをしていればむし歯にならないということはありません。歯磨きの回数や時間の問題でもありません。
大切なのは歯磨きの「質」です。
ですからむし歯になりやすい部位はみなさんが歯磨きをしても磨きにくい場所なのです。
お口をスッキリさせるという目的からお口の細菌除去という目的意識に変えて歯磨きをしてみましょう!
むし歯3大好発部位
- 奥歯の溝
- 歯と歯の間
- 歯と歯茎の間
むし歯になりにくくするには?
キシリトールの導入
キシリトールは口の中で「酸」をまったく作りません。さらに酸の中和を促進する働きも持っています。だ液も出やすくなるなど、口中をむし歯になりにくい状態に保ってくれます。
もう1つは「むし歯の発生、進行を防ぐ」という効果。むし歯の原因となるプラークをつきにくくし、歯の再石灰化を促します。
さらにキシリトールは、むし歯の大きな原因とされる原因菌(ミュータンス菌)の活動を弱める働きを持っています。
正しい歯磨き(ホームケア)のやり方を知る
ほとんどの方の歯磨きは自己流になりがちです。
しかし、毎日同じ磨き方をしていると磨けているところと磨けていないところに大きな差が出てきます。歯科衛生士さんの指導で正しいブラッシング方法を学んでみてくださいね。
メンテナンス
やはり、どれだけ歯磨きが上手な方でも一定の磨き残しは発生するものです。
それを放置しておくことでどんどんと磨き残しから菌が増殖してしまいます。定期的にプロのお掃除を受けておきましょう。